飴を熱してから成形するまではスピード勝負。気が抜けません。
少し油断すると、一気に温度が上がりすぎて焦げてしまったり、成形しづらくなってしまいます。固まりかけた飴たちがお互いくっついてしまうこともあります。
職人の集中力と手早さで、たくさんの美味しい飴が出来上がります。
飴づくりは温度との戦い。140度に熱した飴を100度まで冷まして作っていきますが、飴がやわらかすぎると機械にくっつき、硬すぎると機械が止まってしまいます。しかも作る飴によって冷ます温度は変わります。
とくに飴玉が作りにくい季節は梅雨。沖縄は湿度も高くベトつきやすいため、職人は長年の肌感覚で飴の温度を調整しています。
岸本製菓の機械や道具たちは、創業当時から使い続けているものが多く、博物館並みのラインナップ!
清掃・メンテナンスをかかさず大事に使い続けているからこそ、昔ながらの懐かしい味が今でも作れるのです。